AMD EPYC + GeForce RTX 3090 最大4枚タワー型計算機
CPU数 | CPU | メモリ | GPU | モデル名 | 備考 |
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1 | AMD EPYC 7002 | DDR4-3200 ECC Reg. (Max.512GB, 8-channel, 8 slots) | Max. 4x GeForce RTX 3090 | GPU-EPYC1W-GF-LC | ・実験室などに置いて利用可能 ・GPU枚数によっては電源2台搭載 |

GeForce RTX 3090を最大4枚搭載可能なEPYC搭載GPUワークステーション・GPU計算機です。機械学習、ディープラーニングのテストや評価用にも適したコストパフォーマンスの高いモデルです。CPUとしてAMD EPYCを1基搭載し、GPU 4枚をPCI-E Gen4 x16のフル帯域で動作させることができます。
RTX 3000の上位モデルは消費電力が非常に大きくなっており、前世代のRTX 2080Tiの消費電力が250Wであったのに対し、現行のRTX3080で320W、RTX3090では350Wになります。これに伴い発熱量も非常に大きくなり、RTX3090モデルではGPUカードの冷却ファン、ヒートシンクが大型化していまい、前世代までPCI-E拡張スロットが2スロット幅では収まらないモデルが大半です。
当社ではGPUを水冷化することにより、冷却および物理的な制約をクリアしてタワーケースへのRTX 3090 GPU 4枚搭載を実現しています。空冷の場合、ケースのエアフローによってはRTX 3090を2枚搭載した際にサーマルスロットリングが発生して性能が低下する場合もありますが、本モデルではGPUに高負荷をかけてもサーマルスロットリングが起こらないことを検証しております。

仕様概略
- CPUはEPYCを1基を搭載します。GPU 4枚をPCI-E Gen4 x16で動作させることが可能です。
- GPUは当社仕様の水冷でRTX 3090 or 3080を最大4枚まで搭載可能です。サーマルスロットリングによる性能低下がなく、空冷と比べて低いGPU温度を維持します。
- 筐体はタワーケースです。GPUの搭載台数やCPUによってミドルタワーケースかフルタワーケースになります。
- ストレージは標準ではM.2 SSDです。2.5インチSSDや3.5インチHDDの搭載可否は搭載電源ユニット数で変わります。
- 電源ユニットはGPU搭載枚数によって変わり、電源2台が必要になることがあります。入力電圧としてAC200Vをご利用可能であれば、お問い合わせフォームにその旨ご記入をお願いいたします。
- 無償オプションでコンテナベースのDeep Learning開発環境のプリインストールにご対応いたします。内容はこちらのページをご参照ください。
- 出荷時点のOSディスクにリカバリするためのUSBメモリが標準で付属します。万が一、使用しているうちに環境が崩れた場合でも出荷時点の状態に戻すことができます。
モデル名:GPU-EPYC1W-GF-LC



※写真はイメージです。実際の外観とは異なる場合があります。
基本仕様
- Chipset: System On Chip
- CPU : AMD EPYC 7002
- RAM : DDR4-3200 ECC (RDIMM/LRDIMM)
- Video: Onboard VGA
- GPGPU: 最大4枚のNVIDIA GeForce RTX 3090/3080
- CASE: タワーケース(※GPUの搭載台数などによってケースサイズは変わります)
- LAN: 2x GbE or 2x 10GBASE-T
- SSD: M.2 SSD and/or 2.5インチSSD
- HDD: 3.5インチHDD (※AC100V電源を2台搭載する場合はHDD搭載不可)
- PSU: ATX電源(CPUやGPU搭載枚数、入力電圧などによっては電源2台が必要になります)
- DVD: 搭載不可
- キーボード: 日本語有線キーボード
- マウス:光学式マウス
- OS: Linux(※Windows非対応)
- Software: コンテナベースのDeep Learning開発環境プリインストール(無償オプション、内容はこちらのページをご参照ください)
備考
(1) 動作環境としては室温25℃以下、計算機の周囲に遮蔽物がなく筐体が十分に吸気・排気を行える場所になります。机の下、スチール棚やキャビネット、壁際といった筐体の吸排気に支障が出る場所では使用できません。
(2) 動作音は一般的なラックマウントサーバと比べれば小さいですが、ある程度の大きさの動作音は発生しますので、部屋の隅などの設置へのお勧めいたします。
騒音に関する詳細と実際の音声ファイルをこちらのページからご確認ください。(本文クリックで新しいページが開きます)
(3) 水冷システムは2年程度(期間は負荷などのご利用方法に依存)でのメンテナンスを推奨いたします。センドバック対応でご対応いたします。